キム・ジェジュン、神戸の廃神社へ踏み込む…14年ぶり主演復帰で男性シャーマンに
キム・ジェジュンが映画 神社:悪鬼のささやきでミョンジン役に挑戦。6月17日にCGV単独公開され、熊切和嘉監督の日韓ホラーとして注目を集める。
キム・ジェジュンが映画『神社:悪鬼のささやき』でスクリーンに戻ってくる。公開日は6月17日で、上映はCGV単独として組まれている。今回さらに注目されるのは、彼が単なるホラー映画の主人公ではなく、事件の奥へと踏み込んでいく男性シャーマンのミョンジンを演じるという点だ。歌手キム・ジェジュンのファンダム、俳優キム・ジェジュンの復帰、そして日韓制作陣によるホラーへの試みが、一つの作品の中で重なり合う。

『神社:悪鬼のささやき』は、日本・神戸の廃神社へ現地調査に向かった大学生3人が姿を消した後から物語が動き出す。ミョンジンは事件の真実を追い、コン・ソンハが演じるユミは日韓文化交流プロジェクトと関わる人物として登場する。監督は日本の熊切和嘉だ。この映画の核心は、怖い場面がいくつ積み重なるかという点だけではない。キム・ジェジュンが、自身にとってなじみの薄い役柄をどれだけ自分の顔と身体で納得させられるかにかかっている。
14年ぶりのスクリーン主演復帰
キム・ジェジュンは映画『ジャッカルが来た』以来、久しぶりにスクリーン主演として観客と向き合う。長い空白を経た復帰作がロマンスでも音楽映画でもなく、オカルトホラーであることから、今回の選択の方向性ははっきりしている。オカルトは、悪霊、呪い、儀式のように、簡単には説明しきれない出来事を扱うジャンルだ。韓国の観客にとってシャーマンのキャラクターは見知らぬ存在ではないが、だからこそ作りが甘く見えればすぐに違和感が出る。
ミョンジンは、事件に巻き込まれていく普通の人物ではない。彼は最初から、超自然的な出来事を扱う人物として物語に入ってくる。そのため俳優に求められるのは、大きな叫び声や驚いた表情だけではない。信じがたい状況を職業の一部のように受け止める落ち着きと、危険を前にした時に揺らぐ感情が同時に必要になる。キム・ジェジュンの復帰が単なるファンサービスを超えて評価されるには、まずこの均衡が生きていなければならない。
神戸の廃神社と韓国系シャーマンという設定
キム・ジェジュンは試写会で、ミョンジンを準備するにあたり、当初は韓国の巫俗信仰の中でなじみ深いシャーマン像を学ぼうとしたものの、監督から求められた方向は違っていたと説明した。熊切監督が望んだのは、国境を越えて力を使う韓国系シャーマンだった。仏教用語を使う場面についても、既存の韓国シャーマンのイメージとは異なる方向へ進もうとしたという話が出ている。
男性シャーマンが日本の廃神社で動くという設定は興味を引く。ただし、興味深い設定と説得力のある人物は同じではない。ミョンジンの言葉と行動が、作品内のルールから自然につながって見えた時、キム・ジェジュンの変身も単なる扮装や設定紹介にとどまらず、物語を動かす力になり得る。
コン・ソンハのユミ、コ・ユンジュンのハンジュが合流
コン・ソンハはユミ役でキム・ジェジュンと息を合わせる。ユミは失踪事件に近い位置にいる人物で、観客が事件を追っていく過程で不安を伝える役割を担う。ホラー映画において、この種の人物が単なる被害者にとどまると力は弱くなる。何を知っているのか、何を隠しているのか、どこまで信じてよいのかが、場面ごとに揺れ動いてこそ緊張が生まれる。
コ・ユンジュンは牧師ハンジュ役として知られている。シャーマンのミョンジンと牧師のハンジュが同じ作品の中に置かれる点も目を引く。映画が複数の宗教的イメージを同時に取り出す以上、場面ごとに象徴だけを並べれば散漫になりかねない。反対に、それぞれの人物が事件を異なる方法で解釈し、異なる態度で対応するなら、恐怖の質もより鮮明になる。観客が追うべきものは宗教名の羅列ではなく、恐怖を前にした人物たちがどんな選択をするかだ。
6月17日、CGV単独公開
公式メイン予告編とサムネイルでまず目に入るのは、神戸の廃神社へ続く暗い森の道と、赤い神社のイメージだ。人物を前面に大きく押し出すよりも、映画が始まる場所の空気を先に見せている。背景がただ怖い絵として消費されるのではなく、失踪事件とミョンジンの選択を後押しする力になれるかが重要になる。
CGVの6月単独コンテンツラインアップに含まれていることも、この映画の公開方式を説明している。『神社:悪鬼のささやき』は、劇場街全体を一気に狙う大作というより、ジャンル映画の観客とキム・ジェジュンのファンダムを先に集め、序盤の反応を作っていく作品に近い。公開前夜GV、公開日ミニGV、週末の舞台あいさつ日程が続くのも同じ流れにある。劇場へ直接足を運ぶ観客をまずつかみ、その反応が口コミとして広がるかを見る方式だ。
6月17日の公開後、最初の週の評価は大きく三つに分かれる可能性が高い。キム・ジェジュンのミョンジンが男性シャーマンというなじみの薄い役柄を説得できるのか、コン・ソンハとコ・ユンジュンの役割が単なる補助人物にとどまらず事件を動かすのか、韓国の巫俗信仰と日本の廃神社という素材が一つの物語として結び付くのかが順に確認されることになる。『神社:悪鬼のささやき』は、まだ観客評価が積み上がる前であるため興行を断定するには早い。キム・ジェジュンは久しぶりのスクリーン復帰で安易な道を選ばず、映画はCGV単独公開を通じてジャンル観客と先に出会う。